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チェッパレッロ2017(イゾレ・エ・オレーナ)

トスカーナはもとより今やイタリアを代表する名匠、パオロ・デ・マルキ。サンジョヴェーゼのカリスマ的造り手。ワイナリーのフラグシップであるチェッパレッロはサンジョヴェーゼ100%で造られる珠玉の一献。レ・ペルゴーレ・トルテと双璧をなすサンジョヴェーゼ100%の最高峰ワイン。サンジョヴェーゼの魅力が詰まった妖艶な一献。
 
【イゾレ・エ・オレーナ】
イゾレ・エ・オレーナは1956年マルキ家がイゾレ農園とオレーナ農園を買い取ったことからスタートした。このワイナリーが一気に向上したのは現当主のパオロ・デ・マルキの代になってから。パオロはトリノ大学の醸造学科を卒業後、1976年にワインナリーの醸造責任者となる。父の時代はワイン造りが主体ではなく、オリーヴなどの農園が主体だった。自家用以外のワインは大手ワイナリーに売却していたという。当時のキアンティ・クラシコは質より量の時代。パオロは量より質への改革を行った。
 
 当時伝統的なキャンティ・クラシコにはブレンド用に白ブドウが使われていた。パオロは白ブドウの量を減らしブレンド比率を変えてみた。畑では優秀な苗木を選ぶマサルセレクションを行い、すべての畑を植え替え、植樹率を高くした。試行錯誤を繰り返すうちに1978年に初めて白ブドウを一切使わないサンジョヴェーゼ100%のワインを仕込み、1980年チェッパレッロの初ヴィンテージをリリースする。しかし当時はサンジョヴェーゼ100%のワインはキアンティとは認められずテーブルワインとしてリリースした。その後、10年足らずで、チェッパレッロはトスカーナを代表するスーパータスカンとして世界的に認知されたのは周知のこと。
 
ちなみにキアンティ地区で初めて造られたサンジョヴェーゼ100%のワインと言われるモンテヴェルティーネのレ・ペルゴーレ・トルテの初リリースは1979年。チェッパレッロの1年前であった。1996年法改正が行われ、現在ではサンジョヴェーゼ100%でもキアンティ・クラシコと名乗れるようになった。
 
【パオロ・デ・マルキ2017年来日時の話】
2017年5月、5年振りにプロモーションで来日したパオロ・デ・マルキ氏。1951年生まれの彼は今年66歳になる。年齢よりも若く見え、温厚で穏やかに話す姿は親しみやすい醸造学校の教諭のようだった。そんな彼が興味深い話しを色々と語ってくれたので、抜粋して参考に記す。
 
「ワイナリーを訪れた人がよく、チェッパレッロの畑を見せてくれというのだが、チェッパレッロという畑はない。チェッパレッロは単一畑ではなく、最上級のブドウを選別して造られるキュヴェ。樹齢が高くて熟するのが一番遅いブドウが多く使われているね。じゃあ、チェッパレッロとは何の名前か? 私の農園に川が流れていて、その谷の名がチェッパレッロさ。キアンティ・クラシコが名乗れないので、何か土地にちなんだ名前を付けたかったのさ」

―― 現在サンジョヴェーゼ100%のワインはキアンティ・クラシコと名乗ることができますが、今でもチェッパレッロはIGTです。名乗れない理由があるのでしょうか?それともあえて名乗らないのでしょうか?

「チェッパレッロはキアンティ・クラシコを名乗ろうと思えば名乗れるよ。例えばペルゴーレ・トルテやフラッチャネッロもサンジョヴェーゼ100%のワインだがキアンティ・クラシコを名乗っていない。彼らはどう考えているか分からないが、私はキアンティ・クラシコというアペラシオンの基準がまだ非常に曖昧だと感じているのさ。アペラシオンの概念は非常に大切だと思うよ。ただ同じキアンティ・クラシコを名乗っているワイン中には廉価で10ユーロ前後で売られているものもある。だからもっとキアンティ・クラシコの基準が明確になるまでは静観しているよ」
 
この日チェッパレッロを2007年、2009年、2012年、2013年と垂直試飲させてもらった。パオロ氏は「サンジョヴェーゼはヴィンテージのバリエーションが最も出やすい品種だよ」と語った。確かにこうして垂直試飲するとそれが如実に表れているのが分かる。そして一貫してこのワインから感じるのは「深遠なエレガントな果実味」だった。
 
 そして傑作となった2013年ヴィンテージに関してこう語った。
「2013年は夏まで雨が多く、涼しい気候であまり良くなかった。だが9~10月に好天に恵まれ、結果的に果実は完熟し複雑味のある最上のものが収穫できたよ」
 
【チェッパレッロ】
ワイナリーを代表するキュヴェ。ブドウをプレス後、果皮とともに21~28日間発酵させ、フレンチ・オーク95%、アメリカン・オーク5%で新樽1/3、1年樽1/3、2年樽1/3で20カ月熟成。その後1年以上のビン熟成を経てリリースされる。
 
2013年ヴインテージは2016年ワインアドヴォケイトでイタリアワイン【ベスト・オブ2016】に選ばれた。2017年は難しいヴィンテージで造り手の手腕が試された年。ワインアドヴォケイトではこのチェッパレッロを「この年の偉大なサンジョヴェーゼの一つ。(この)ヴィンテージの予想を裏切る仕上がり」と称賛している。洗練された果実味とエレガントなタンニン魅了される一献。
 
【2017年ヴィンテージは未試飲なので前ヴィンテージの試飲を参考に記す】
しなやかでエレガントなタンニンが心地よく、ピュアでリッチな果実味が口中で優雅に舞う。余韻の長いアフターに魅了される。とはいえ試飲した時は、まだまだ若くこのワインの全貌を現すにはもう少し時間が必要だろう。同時にボルドーの1流グランヴァンに匹敵するポテンシャルは十分に感じた。数年後にはサンジョヴェーゼの旨味と偉大さを堪能できるだろう。(2019年9月上旬試飲)
 
ワインアドヴォケイト 95+
飲み頃:2021~2040
The Isole e Olena 2017 Cepparello is one of the great Sangiovese-based wines of the vintage. From a growing season that was challenging for almost everyone in Italy, this wine sails through, pushed by a profound sense of varietal purity. This dark, mid-weight red reveals lifted tones of cherry, wild rose, rosemary essence, toasted almond and potting soil. These components come together with seamless transitions and a polished finish. The tannins are elegant and integrated. The wine defies the expectations of the vintage. (Wine Advocate Issue 1st Oct 2020)


 

  • チェッパレッロ2017(イゾレ・エ・オレーナ)

  • 販売価格

    10,230円(税込)

  • 希望小売価格

    14,300円(税込)

  • 在庫

    10個

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