マランジュはサントネの南に位置し、単独のアペラシオンが認められたのが1989年。少し前までは日本でマランジュのワインなどマニアックなファンしか知らなかっただろう。生産量も少なく日本に少量しか入ってこなかったはず。そんな地味なアペラシオンがここ最近注目を浴びている。その火付け役の一つがこのコンタ・グランジェ。イヴォンヌ&シャンタル夫妻が営む小さなドメーヌ。除草剤、化学肥料など一切使わずテロワール重視で造られるワインはしっかりとした旨みに満ちている。思わず「マランジュってこんなに旨かったか?」と感じたほど。さらに注目すべきは価格が非常にリーズナブル!ちなみにインポーターのキャッチコピーが「3000円前後で買える旨安ブルゴーニュの最高峰!」と。正直そこまで断言できないが、コストパフォーマンスの高いブルゴーニュを探している方は試す価値ありの1本!