【コヴァール】
ドメーヌ・コヴァールは、1681年にアロース・コルトン村で創業したドメーヌにその祖を遡るという造り手。運営がコヴァール一族に渡って3代目となる、先代エミーユ・コヴァールが当主の時代に大きく発展を遂げ、現在はエミーユの息子であるアンリ・コヴァールが当主を務めている。
フラグシップのコルトン・シャルルマーニュを筆頭にボーヌ、ショレイ・レ・ボーヌ、ポマール、ヴォルネー、アロース・コルトンなどのコート・ド・ボーヌの5つの村に計19haの畑を所有。基本的に栽培も醸造も伝統的な手法で行われているが、同時に近代的な設備で新しい栽培技術も柔軟に取り入れ、一貫して高いクオリティを保っている。畑はリュット・リゾネ(減農薬方法)が採用し、化学肥料は使用せず天然の堆肥のみが使われている。
特筆すべきはこのドメーヌは飲み頃のバックヴィンテージを多数所有していること。今回入荷したものも全て蔵出しなのでコンディションは良好。価格も非常に良心的でお値打ちの1本。
【ボーヌ・レ・グレーヴ・ルージュ】
レ・グレーヴはボーヌ北部の中央に位置する畑。ボーヌを代表するプルミエ・クリュの一つ。ボーヌのプルミエ・クリュの中で最も広い畑。泥灰土の基盤に数多くの亀裂が走り、ブドウの根が深く入り込むのに大変適しているとのこと。エレガントで洗練されたワインが生まれると評判の畑。お値打ちの良年2002年。
*古酒なので商品到着から10日以上静かに置いてからの抜栓をお薦めします。