【レイヤンヌ・エ・パスカル・ブレ】
ヴォルネーの隠れた名手、パスカル・ブレ。戦後ヴォルネー村で初めて自家ビン詰めを開始したドメーヌとしても知られる。だが最近までほとんど日本で紹介されたことがなかった。それもそのはずで生産量の70%以上をヨーロッパの顧客にDMで直販されていたからだ。現当主パスカル・ブレは1975年このドメーヌを引き継いだ。
先代ジャン翁の頃から農薬などに頼らず、手間隙かけた有機栽培を行なってきた。その職人芸的栽培技術は現在も継承されている。収穫はタンニンの成熟と酸度が落ちないタイミングで行われる。基本的には除梗するが、近年、徐々に 全房の比率を高めている。醸造も代々伝わる伝統的醸造法を頑なに貫いている。ブドウの自然な旨みを尊重し、ピュアな果実味を出すために新樽率は低く、ノンフィルターでビン詰めする。 近年、息子のピエリックがドメーヌに加わり、パスカルは引退を視野に共に働いている。
仏のワインガイド【ル・クラスモン】では「この職人的ドメーヌは品質と価格の両方に最善を尽くしており、色合いもタンニンもリッチなワインに仕上げている」と賞賛。ワインは力強さを感じさせながらも繊細でエレガント。ピュアでやさしい果実味が口中に溢れかえる。これぞヴォルネーワインの真髄。
【ヴォルネー・シャンパン】
村の南側に位置し、ヴォルネーのプルミエ・クリュで最もヴォルネーらしい個性を持つ。まさにヴォルネーの神髄ともいえる畑。ジュラ紀後期オックスフォード期の土壌で石灰岩が多く、粘土比率が少ない土壌。5区画を所有しているので毎年、ブレンドしてバランスをとる。華やかさ、骨格のバランスが優れている美酒。