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ボンヌ・マール2016(ロベール・グロフィエ)

【ロベール・グロフィエ】
ブルゴーニュを代表する名匠、ロベール・グロフィエ。ドメーヌはモレ・サン・ドニに位置するが、所有する畑はジュヴレ・シャンベルタンとシャンボール・ミュジニー。赤のみを生産し、その3分の2はグラン・クリュとプルミエ・クリュが占め、綺羅星のような銘酒を産出している。現在ロベールは引退し、息子のセルジュが実質的にドメーヌの当主を務めている。2004年からボーヌの醸造学校で学んだ孫のニコラがドメーヌに参画し、現在二コラが中心となって栽培と醸造に携わっている。

ブドウはビオロジックで栽培され、古樹も多く、低収穫。醸造は1984年までは全房発酵だったが、1990年代は完全除梗で、現在はヴィンテージよって除梗率は変化する。10日間ほどの低温マセレーションの後、自然酵母で発酵。新樽率はキュヴェごと、ヴィンテージごとに異なるが、村名ジュヴレ・シャンベルタンで20%前後、プルミエ・クリュで40~50%、グラン・クリュで50~60%。12~13カ月熟成。樽は力強いヴォージュ産のものを以前は使用していたが、現在はより優しいヌヴェールやアリエ産がメインでレモン社とベルトミュー社を多く使用している。熟成後は無清澄、無濾過で瓶詰めされる。

造り出されるワインは色合い濃く、豊潤な風味にはうっとりするほど。スケールの大きいリッチでエレガントなワインは世界的に評価が高い。またニコラが参画して以来、品質はさらに向上しとどまることを知らない。
 
看板ワインはグラン・クリュのボンヌ・マールとシャンベルタン・クロ・ド・ベーズ、そしてプルミエ・クリュのレ・ザムルーズ。またレ・ザムルーズ以外のシャンボール・ミュジニーのプルミエ・クリュはいつも秀逸な仕上がりをみせている。ブルゴーニュを代表するシャンボールの美酒はヴォギュエ、ルーミエに並ぶ垂涎の一献。

【ロベール・グロフィエの2016年ヴィンテージ】
2016年は4月27日にブルゴーニュを襲った霜の影響で平均50%もの収量減となったが、畑の場所により例年通りの収穫量となった畑もあれば、収穫量の90~100%を失ってしまった畑もあった。2016年のグロフィエの畑の平均収量は45hl/haで、干ばつの影響で収量が落ち込んだ前年2015年の25hl/haを大きく上回った。近隣のワイナリーのように霜害による影響を受けなかった主な理由は、コルドン方式による剪定にあった。コルドン方式で短梢剪定を行うと、ギヨー方式で長梢剪定した場合に比べ発芽時期が1週間遅くなるため、霜の降りるタイミングでの発芽を避けることが出来た。収穫は、9月29日より開始し、クオリティに関しても収穫量に関しても申し分のないヴィンテージとなった。
 
【ボンヌ・マール】
グロフィエの所有する区画は北部の0.97ha、土壌は赤土のテール・ルージュ。ブドウの樹齢は50~80年の古樹。色調も濃い目で果実味もたっぷりで、ブラックベリーやダークチェリーなど、赤い果実よりも黒い果実のニュアンスが強い、密度の高いことで定評のあるグロフィエのボンヌ・マール。
 
2016年は除梗せず100%全房発酵。新樽率1/3で熟成。赤や紫の果実のアロマに胡椒、シナモン、ほのかにオレンジの果皮が香る。熟成した果実の豊潤な味わいで、ミネラルに溢れ、濃密な旨味が口中に広がる。エレガントで凝縮感ある果実味が長いアフターを奏でる。
 
★ワインスペクテーター 94点
飲み頃:2022~2042年
Silky and smoky, this perfumed red features black cherry, wild berry, sandalwood, licorice and stone flavors. Balanced, yet firm enough to develop over the next few decades. Offers a lingering, juicy finish. Best from 2022 through 2042.  (Wine Spectator Issue Dec 15,2018)

(注)ロベール・グロフィエは2020年6月に死去。
 

 

  • ボンヌ・マール2016(ロベール・グロフィエ)

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    57,200円(税込)

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