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ラドワ・レ・ジョワイユーズ2018(フィリップ・パカレ)

【フィリップ・パカレ】
日本でビオワインの造り手として最も有名で人気のあるフィリップ・パカレ。1991年「プリューレ・ロック」の醸造責任者に就任後、2000年、パカレは自らのドメーヌを設立するために「プリューレ・ロック」を退社。その時、ロマネ・コンティから醸造長のオファーを受けるも、辞退。そして数年後、待望の初ヴィンテージ2001年でセンセーショナルなデビューを飾る。発酵時に酸化硫黄無添加、酵母はすべて天然酵母を使用し、酵母を殺してしまうとされる化学肥料、農薬や除草剤は全く使用しない。出来上がるワインはピュアな果実味溢れる至極の一献となる。

【フィリップ・パカレの2018年】
2018年は早熟の年だった。収穫はなんと8月28日に始まり、9月14日には終了した。収穫期間はよく晴れ、乾燥し理想的であった。乾燥のお陰でカビもなく、ブドウは健康そのもの。畑で選別する必要が全く無かったほどだ。コート・ド・ボーヌとコート・ド・ニュイではピノ・ノワールの成熟が違っていた。コート・ド・ボーヌの方がより成熟していた。
 
8月の暑さは昼夜の寒暖差を生み出してくれたお陰で、ピノ・ノワールは完璧な熟度とフェノール類が成熟。さらに全房発酵の為には欠かさない梗と種も理想的な成熟をした。香の要素も非常に充実していた。早い収穫のお陰で酸度も理想的だった。2018年の赤ワインは色調が濃く、凝縮している。タンニンは柔らかく、ジューシーである。2018年のシャルドネはリッチで集中力があるだけでなく、非常に強いフレッシュ感も味わえる。2018年は我々にとって太陽の年であるが、同時にテロワールのサインをワインにしっかり感じる事ができるヴィンテージとなった。

【ラドワ・レ・ジョワイユーズ】
2016年に引退した造り手から買い取った畑らしい。よって初ヴィンテージは2017年の新しいキュヴェ。表記はしてないが、これはパカレのドメーヌ・ワインとなるのか?

ブドウは平均樹齢55年の古樹。モンターニュ・ド・コルトンの斜面中腹に位置し、グラン・クリュと同じ等高線上にある。土壌も非常に近い小石の多い粘土質石灰質。赤のみプルミエ・クリュとなる。 
全房にて自然酵母によるアルコール発酵とマロラクティック発酵を行い、SO2を添加せず、澱と共にバトナージュをしながら仏産オーク樽にて16カ月熟成。ブラックカラントのような黒い果実が主で赤系果実も感じられる。エレガントだが濃密で複雑な果実味。特に2018年はパカレのワインとしては力強い果実味で今飲んでも十分楽しめる。赤/1級畑

【試飲】
ブラックベリー、ブルーベリー、チェリーなどの熟した果実の香りがグラスから溢れる。色調は濃い目の紫色。エレガントだが密度の高い果実味が口中に広がる。しなやかなタンニンでアフターにはフレッシュな酸が、このワインの骨格を引き締め支柱となっている。洗練された旨味が口中に染み渡っていく。ミディアムからフルボディの程よいヴォリューム感でついついお代わりしてしまう。今飲んでも十分楽しめるし、今後10年前後の熟成も可能だろう。派手さはないが、飲む者の期待を裏切らない端正なプルミエ・クリュ。(2022年6月中旬試飲)

★ティム・アトキン(マスター・オブ・ワイン)93点

 

  • ラドワ・レ・ジョワイユーズ2018(フィリップ・パカレ)

  • 販売価格

    14,300円(税込)

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