【ミシェル・グロ】
ヴォーヌ・ロマネを拠点にし、ブルゴーニュを代表する造り手、グロ家。現在グロと名の付くドメーヌは4つあるが、そのグロ家の本家がこのミシェル・グロ。1995年に先代ジャン・グロが引退し、ミシェルがドメーヌを引き継いでから、さらなる飛躍を遂げている。近年ミシェル・グロはヴォーヌ・ロマネ組合の理事長を務めてたほど。ワインはブドウの力を最大限引き出すために比較的高温で発酵させ、エレガントで豊潤な果実味をバランスよく引き出している。
【ニュイ・サン・ジョルジュ】
このキュヴェはニュイ・サン・ジョルジュの北側にある4つの区画をブレンドして造られる。レ・ラヴィエール(1級畑ミュルジェの下部にある区画で秀逸な畑として定評がある)、レ・バ・ド・コンブ(ヴォーヌ村の境にある区画。1級畑オー・ブドの下、ヴォーヌ・ロマネ・オー・レアの上に位置する)、レ・ザテ、ラ・ペリエール・ノブレの4つ。このブレンドによりニュイ・サン・ジョルジュとしてはしなやかなタンニンをもち、エレガントなスタイル。典型的なヴォーヌ・ロマネとニュイ・サン・ジョルジュを足して2で割ったようなワインに仕上がっている。
ワインスペクテーターでは「ブラックチェリー、ブラックベリー、スミレ、トーストしたスパイスのアロマとフレーバーが特徴的なリッチなワイン。繊細なハーモニーとバランスで魅力的なワインに仕上がっており、ストラクチャーも不足ない。そして素晴らしい余韻」と評された。
★ワインスペクテーター 92点
飲み頃:2022~2036年
A rich version, this sports black cherry, blackberry, violet and toasted spice aromas and flavors. Fine harmony and balance make this charming, though there is no shortage of structure. Excellent length. Best from 2022 through 2036. (Wine Spectator Issue Web Only,2020)