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シャンボール・ミュジニー・レ・マラディエール2019(アンリ・グロ)

【アンリ・グロ】
ジュヴレ・シャンベルタンの西、シャブッフ村に居を構えるミクロ・ドメーヌ、アンリ・グロ。当主のアンリはCFPPAという醸造学校の講師でもあり、一人でドメーヌを切り盛りしている。ドメーヌの設立は1981年。わずか1haの畑からスタートした。現在は契約栽培なども行い3haの畑を所有している。ドメーヌ設立当初からリュット・レゾネ(減農薬農法)を実践し、1999年からはビオロジックに移行し2005年には認定を受けている。
 
造られているのはコトー・ブルギィニョン、オート・コート・ド・ニュイ、シャンボール・ミュジニー、ヴォーヌ・ロマネのわずか4つ。畑のほとんどはオート・コート・ド・ニュイ。シャンボール・ミュジニーとヴォーヌ・ロマネは2~4樽とごく少量。出来上がるワインは、派手さはないが純朴でピュアな果実味を楽しめる誠実な一献。そして高騰する現在のブルゴーニュにおいてはコストパフォーマンスに長けたお値打ち品。
 
【シャンボール・ミュジニー・レ・マラディエール】
シャンボール・ミュジニー村の東に位置するマラディエールの単一畑から造られるキュヴェ。所有面積は僅か0.091ha。平均樹齢43年。新樽率15%で12カ月熟成後、ビン熟5カ月以上経てリリース。平均生産量540本。2015年に匹敵するブルゴーニュの超当たり年の2019年。
赤/ACシャンボール・ミュジニー

【シャンボール・ミュジニー・レ・マラディエール2017の試飲】
グラスからカシス、ブラックベリーの熟した黒い果実の香り(これはこのドメーヌのワインに共通している香りで、今まで試飲した中で赤い果実の香りは感じたことはない)、ハーブやミネラルも感じる。しなやかで密度のある果実味が口中に広がる。アフターは長くスミレのような余韻を残す。このシャンボールもヴォーヌ・ロマネと同じ、飾り気のない純朴な果実味を楽しめる。世界市場を狙うようなモダンなワインではなく、農家が造る地酒といった感じ。飲む人間を選ばない分かりやすい旨さがある。今飲んでも十分楽しめるし、数年寝かせても面白いだろう。現在のブルゴーニュの価格を考えたらお買い得だろう。(2020年5月下旬試飲)

 

  • シャンボール・ミュジニー・レ・マラディエール2019(アンリ・グロ)

  • 販売価格

    10,340円(税込)

  • 在庫

    2個

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