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シャンボール・ミュジニー・レ・ビュシエールV.V.2021(オリヴィエ・ジュアン)

【オリヴィエ・ジュアン】
2000年代初頭のブルゴーニュ新世代を代表する造り手の一人、オリヴィエ・ジュアン。ジュアン家はモレ・サン・ドニに長く続く家系。1999年、当時26歳だったオリヴィエ・ジュアンは、曽祖父が創業したこのドメーヌを継承して本格的に自家ビン詰めを開始。並行して一部はジョセフ・ドールアン、ルイ・ジャドの有名ネゴシアンに卸している。醸造所は気温の低いオート・コート・ド・ニュイのアルスナン村にあり、ドメーヌ継承後、すぐに独学でビオロジー栽培を開始し、最短の3年後に厳しいエコセール認証を勝ち取りました。実直で働き者の彼は常に畑にいて、彼に会いたければ畑に行けばいいと言われるほど。土日の雨の日でもモレの畑を通りかかると、ただひとり黙々と働いているという。そんな彼のワインはテロワールを生かしたナチュラルな果実味に溢れた美しい一献。

【オリヴィエ・ジュアンの栽培に関して】
現在ブルゴーニュの畑に植樹されているブドウ樹はクローン選抜による苗木から育てられたものが大半を占めるという。クローン選抜のブドウ樹は品質、収量が安定し、病気に強いなどメリットがある。クローンの種類は3~4種類。その反面、ブドウ樹の多様性が失われてしまい風味が単調になると言われている。
 
オリヴィエ・ジュアン(以下OJ)で栽培されているブドウは全てマサルセレクションによる苗木から植樹されている。ではマサルセレクションとは? ご存知の方も多いと思うが簡単に説明。

 畑から優秀な株を複数選び、穂木を取って苗木を作り、もとの畑に戻す方法。優良そうな株の幹にペンキやリボンで印をつけ、ある程度の樹齢になるまで畑作業をしながら見守る。結果、予想通りに優良な樹であれば、穂木を取り苗木にする。だが予想を裏切ってくれる樹も存在する。さらに苗木を植樹してもうまく育たないこともしばしばあるという。本当に手間ひまかかる作業。そんなことからマサルセレクションで植樹されているブドウはブルゴーニュ全体の15~20%と言われている。ジュアン家では4代に渡って、このマサルセレクションを行ってきた。それはOJになった今も続いている。
 
 マサルセレクションを実践していたので有名なのが故アンリ・ジャイエ。彼が生前語っていた興味深い話があるので抜粋して参考に記す。

「クローンは私の哲学に真っ向から反している。私はマサルセレクションを選んでいる。それぞれのブドウが相互に補完し合う関係にあり、樹の1本1本がワインの複雑性を生み出すうえで欠かせないからだ。例えばある国の国民がみんな同じ背格好で、同じ性格、同じ能力、同じ欠点でと想像してみればいい。ワインは原料となる果実の多様性を尊重しなければならない。それは1本ごとに異なるブドウの樹から生まれるのだ。適切なマサルセレクションから生まれたブドウならブルゴーニュの各クリマの複雑性を表現してくれるだろう。
ドメーヌを引き継いでからずっとマサルセレクションで手に入れた苗木を植樹してきた。骨の折れる仕事であったが、良いものを手に入れるにはそうしなければならなかった」
(参考文献:「ヴォーヌ・ロマネの伝説 アンリ・ジャイエのワイン造り」ジャッキー・リゴー著 立花洋太訳 立花峰夫監修)
 
 またマサルセレクションにより見いだされた樹はピノ・ファン種であるのが多いという。ちなみにみなさんご存知だと思うが、ピノ・ファンで造られる有名なワインがロマネ・コンティ。現在OJの畑に植樹されている60%はピノ・ファンで、40%はピノ・ノワールだという。ピノ・ファン(繊細、上質、純粋を意味する)は数あるピノ・ノワールの亜種の中でも、とりわけ果粒が小さく果皮が厚く、凝縮感に溢れ、よりテロワールの特徴の際立たせる品種として定評がある。OJのワインは一番リーズナブルなブルゴーニュ・ルージュでさえ、複雑で濃密。ブルゴーニュ・ルージュとしては秀逸の仕上がり。それはマサルセレクションによる古樹のピノ・ファン主体で造られているからなのだ。納得!

【シャンボール・ミュジニー・レ・ビュシエールVV
ビュシエールの畑はモレ・サン・ドニからシャンボール・ミュジニーに渡る畑。モレ・サン・ドニ側はプルミエ・クリュで、ジョルジュ・ルーミエの銘酒、クロ・ド・ラ・ビュシエール(モノポール)となる。オリヴェ・ジュアンの所有する区画は北側のジュルジュ・ルーミエのビュシエールに隣接する区画。
 
以下は直接オリヴィエ・ジュアンに聞いたこの畑の話。
 
―ビュシェールはモレ・サン・ドニ側とシャンボール・ミュジニー側とでは土壌が違う?
「畑は地続きだから土壌は同じだよ」

―ならばなぜモレ・サン・ドニ側はプルミエ・クリュでシャンボール側は村名になるの。税金対策でプルミエ・クリュの申請をしなかったとか?
「詳しいことは俺もわからない(笑)。ただ一つはっきりと言えるのはこの畑は村名の格付けだが、プルミエ・クリュに匹敵するポテンシャルを持っているよ。たっぷりとした果実味と力強いコクをもったワインを生むテロワールだよ」

―ところで地図を見るとビュシエールの畑の真ん中に何か建物があるんですが、これは何なのですか?
「これはルーミエの家。ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエだよ」
 
このワインを飲めばオリヴィエ・ジュアンの言うとおり村名ワインとは思えない濃密な果実味を実感できるだろう。ちなみ西側はプルミエ・クリュのシャンボール・ミュジニー・サンティエに隣接している。個人的にはロベール・グロフィエのサンティエに迫るポテンシャルを秘めたキュヴェだと思う。平均樹齢55年以上の古樹。新樽比率30%で18カ月熟成。
赤/ACシャンボール・ミュジニー
  

  • シャンボール・ミュジニー・レ・ビュシエールV.V.2021(オリヴィエ・ジュアン)

  • 販売価格

    13,300円(税込)

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