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シャブリ・ラ・ビュット・オー2023(パトリック・ピウズ)

オリヴィエ・ルフレーヴ、ヴェルジェ、ジャン・マルク・ブロカールを経て、念願の自らのメゾンを設立したシャブリのパトリック・ピウズ。2010年にリリースされた初ヴィンテージ2008年はワインアドヴォケイト、ワインスペクテーターなどの専門誌から早くも注目され高得点を連発。今やシャブリ新世代を代表する造り手。

【パトリック・ピウズ】

1973年パトリック・ピウズはカナダのケベック州で生まれる。しかし彼の家はワイン造りとは全く無縁の家系であった。そんなパトリックに人生の大きな転機が訪れたのはマーク・シャプティエとの出会いだった。マーク・シャプティエはローヌの名ドメーヌ、シャプティエの7代目当主ミシェル・シャプティエの実兄。 彼との出会いをきっかけにワイン造りに興味を抱く。そして彼のバックアップのもと、オーストラリア、南アフリカ、イスラエル等の様々なワイナリーでワイン造りを学んでいく。1997年に帰国後、モントリオールの中心街に『ピノ・ノワール』という名のワインバーを開業。その当時、彼の自宅にホームステイしながら、バーの手伝いをしていたフランス人留学生が、ブルゴーニュのオリヴィエ・ルフレーヴの愛娘の親友であることが判明。
熱望していたブルゴーニュのワイン造りを学ぶために彼女を介して2000年夏にバックパック一つで、オリヴェエ・ルフレーヴのもとを訪ねる。当初2週間だけの滞在予定だったが、オリヴェエ・ルフレーヴに引き留められ、結局4年間在籍した。この間にボーヌのワイン学校で醸造学を学び、パトリックはオリヴェエ・ルフレーヴのシャブリ部門の醸造長を任されるほど才能を開花していった。

シャブリに移った後は、2004年に白ワイン造りに定評があるヴェルジェの醸造を担当し、さらに2005~2007年はシャブリを代表するドメーヌの一つジャン・マルク・ブロカールの醸造長を3年間務めた。
そして長年の夢だった自らのワイン造りをスタートするため2008年7月、メゾン・パトリック・ピウズをシャブリに設立する。

パトリックは畑を所有してないため、いくつかの畑とはメタヤージュ契約を結び自ら栽培を行う。その他の畑は栽培農家と売買契約を結び、積極的に栽培に参加した。関係が親密になるにしたがって最良の区画の古樹のブドウを確保することが可能となった。これらは全てシャブリに来てから彼が築いた強い信頼関係による結果である。

熟成に用いるオーク樽は、その年に栽培されたブドウの特質に最も適した古樽を選ぶという。さらにテロワールの個性を重視する彼は村名ワインもテロワールごとに生産しているというこだわり。現在、村名ワインは【シシェ Chichee】、【シャブリ Chablis】、【クルギス Courgis】など10種類以上リリースし、グラン・クリュは6~7種類、プルミエ・クリュは6~7種類生産している。村名からグラン・クリュまでシャブリでは珍しい蝋キャップを使用している。

2010年待望の初ヴィンテージ2008年をリリース。新人のメゾンの初ヴィンテージにワインアドヴォケイトやワインスペクテーターが取材に訪れた。まさにパトリック・ピウズの注目度を証明するかのようだ。そしてこの初ヴィンテージにワインアドヴォケイトもワインスペクテーターも高得点を連発。その後の活躍は周知のこと。今や人気、実力ともシャブリのスターの一人と言っていいだろう。
 
近年のワインアドヴォケイトでこう評している。
「ケベック出身のパトリック・ピウズは人懐っこいほど率直で、ワイン造りの腕前は絶頂期にあり、ビジネス的にも引っ張りだこの人気です。ピウズのワインはエレガントなテクスチャーで、テロワールを明確に表現しています。特に村名レベルのAOCシャブリの飲み比べをするなら最適な造り手です。なぜならピウズはシャブリという高範囲のアペラシオンの多様性を表現するため数多くのキュヴェを生産しているからです」(ワインアドヴォケイト2023年9月8日号)
ワインアドヴォケイトでも評しているように村名クラスのワインはまさに絶品。下手な造り手のプルミエ・クリュより遥かに素晴らしい。
 
【2023年のシャブリ】
2023年ありがたいことに、2022年に続き2023年の収穫も天候上の問題をさほど受けることはなかった。とはいえ、暖かすぎる冬、変わりやすく湿気の多い4月、ウドンコ病とベト病の広がり、そして長く続いた乾燥状態という気象条件は生産者をてこずらせた。しかし、9月まで夏のような気温が続いたため、果房は最適な熟度に達することができた。収穫は9月10日頃に始まり、収穫量は驚くほど良かった。表情豊かなワインからは、きれいな果実味のニュアンスが感じられる。品質と量のバランスに秀でた2023ヴィンテージは、愛好家の心と舌を満たしてくれることだろう。(ブルゴーニュワイン委員会)
 
【シャブリ・ラ・ビュット・オー】
このキュヴェはプルミエ・クリュ・ブトーに隣接している区画のブドウを使用。ブドウは1982年に植樹された古樹。ステンレスタンクで発酵後、ステンレスタンクで11カ月熟成。キリッとした酸があり、複雑で旨味を感じるヴォリューム感ある果実味が特徴。リンゴや柑橘類の、シャブリのお手本となるアロマがしっかりと感じられる。ピウズの村名クラスの中ではワンランク上のキュヴェ。白/ACシャブリ

ワインアドヴォケイト評を抜粋すると以下の通り。
「アカシア、桃、トーストしたナッツ、洋ナシの香りがグラスから立ち上る、素晴らしい仕上がりです。ミディアムからフルボディで、なめらかでテクスチャーで、鮮やかな酸味がたっぷりと感じられ、塩気のある余韻が長く続きます」
 
★ワインアドヴォケイト 91点
飲み頃:2025~2034年
Derived from a steep, clay-rich slope of 28% gradient just outside the Butteaux premier cru, Patrick Piuze’s 2023 Chablis La Butte "O" is showing well and soaring from the glass with aromas of acacia, peach, toasted nuts and pear. Medium to full-bodied, it’s giving and textural, laden with bright acidity and concluding with a long saline finish. (Wine Advocate Published: Mar 07,2025)
 

  • シャブリ・ラ・ビュット・オー2023(パトリック・ピウズ)

  • 販売価格

    7,150円(税込)

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