【バロレ・ペルノ】
ブドウ栽培家であったサン・ロマン村のアンドレ・バロレとピュリニー・モンラッシェ村のユゲット・ペルノの結婚によって1960年に誕生したドメーヌ・バロレ・ペルノ。サン・ロマンを中心に、ボーヌのプルミエ・クリュ、オークセイ・デュレス、ピュリニー・モンラッシェの村名&プルミエ・クリュ、そしてグラン・クリュのバタール・モンラッシェまで、合計14ヘクタールもの畑を所有する一大ドメーヌ。
1980年に3代目ディディエ・バロレが継承し、フランス国内を中心に名声を博してきたが、2013年、フレデリック・コサールやフランソワ・ミクルスキの下で学んだ息子ロマンが参画したことで品質はさらなる高みに達した。また代替わりして輸出にも目を向けるようになり、2017年から日本にも少量入荷するようになったが、自国での人気が高く現在も90%はフランスで販売されている。
父親から「自分が飲んで心から美味しいと思えるワインでなければ、販売してならいない」と言われて育ってきたロマン。彼が心から美味しいと思うワインは、豊かな果実味とともに美しい酸があり、たっぷりとしたミネラル(塩味)を感じられるワイン。ドメーヌが所有するサン・ロマンもピュリニーも、ブルゴーニュを代表するミネラルの聖地。健全にブドウを育てることに全力を注ぎ、醸造においては過剰な抽出等をしないことをフィロソフィーとしている。
2017年2月には、噂を聞きつけたミッシェル・ベタンヌ(フランスを代表するワイン評論家)も来たという。ワインを賞賛し、自腹でバタール・モンラッシェを購入していったそうだ。ワインアドヴォケイトなどの海外の専門誌にはまだ大きく取り上げられていないが、近い将来ブルゴーニュ白ワインの新星として、全世界から注目が集まることは想像に難くない。2023年ヴィンテージがヴィノスに初めて数本取り上げられ高評価を得ている。
【サン・ロマン・スー・ル・シャトー・ブラン】
サン・ロマンの最良畑、スー・ル・シャトー。サン・ロマンにはプルミエ・クリュはないが、村ではプルミエ・クリュ認定に動いている。もしプルミエ・クリュが認定されれば、いの一番にこの畑が昇格するだろう。所有面積0.21ha。石灰質に勝る粘土石灰質土壌。平均樹齢50年の古樹。新樽率30%で12カ月間熟成。
ヴィノスで2023年ヴィンテージが初めてテイスティングされ高評価となった。「2023年のサン・ロマン・スー・ル・シャトー・ブランは、砕いた石と菩提樹の爽やかなブーケに、ほのかにアプリコットのニュアンスが感じられる。口中では果実の繊細な旨味と軽やかなスパイスが感じられ、シャサーニュのワインのようなフィニッシュに向かって深みが増していく。アペラシオン屈指の畑から生まれた、丁寧に造られたワインだ」
★ヴィノス 91点
飲み頃:2025~2035年
The 2023 Saint-Romain Sous le Château Blanc has a crisp bouquet of crushed stone and linden, with a hint of apricot in the background. The palate features a clever reduction on the entry, fine weight and light spice, gaining depth towards the Chassagne-like finish. This is a well-crafted wine from one of the appellation's best climats.(By Neal Martin on January 2025)




