【ジスレイヌ・バルト】
生粋のシャンボール・ミュジニーの造り手であり、ブルゴーニュ屈指の女性醸造家であるジスレイヌ・バルト。ジスレイヌ女史は、ディジョン大学でツーリズムを勉強し、1980 年に実家に戻り、ボーヌの農業学校で栽培・醸造を学んだ後1986年、父からドメーヌを引き継いだ。シャンボール・ミュジニーの村名ワインを始め、オー・コンボット、レ・グリュアンシェール、レ・シャトロ、オー・ボー・ブリュン、レ・ノワロ、レ・サンティエ、レ・ボード、レ・ヴェロワイユ、レ・フュエ、レ・クラ、レ・シャルムと計11プルミエ・クリュを所有している。シャンボールの村名ワイン、11のプルミエ・クリュにACブルゴーニュの赤と白が加わったのがドメーヌのポートフォリオとなる。
シャンボール・ミュジニーのテロワールを表現させたら右に出る者がいないと言われるほど、11のプルミエ・クリュを鮮やかに表現している。11のプルミエ・クリュは斜面の上部、中部、下部の3つの区画に存在し、シャンボール・ミュジニーのテロワールの違いを知りたければ彼女のワインを水平試飲すればいいと言われるほど。まさにフランス国内ではシャンボール・ミュジニーの御手本と評されている。
このドメーヌの日本での知名度がイマイチなのは入荷量の少なさと、ミュジニー、レザムルーズといったこの村の2大看板を所有していないからだろう。もしこの2つの畑を所有していたらヴォギュエやルーミエと比肩する造り手として認知されていただろう。だが、そんなことを差引いてもシャンボール・ミュジニーのワインを語る時、はずすことの出来ない造り手の一人であるのは間違いない。
ワインアドヴォケイトでも同じようなことが書かれ、こう称賛していた。
「シャンボールの基準となるワイナリーだ。5.86ヘクタールという小さなドメーヌから生まれる、深みと濃厚さを持ちながらも美しく透明感のあるワインは、いつもテロワールの特徴が鮮やかに表現されている。バルトのワインの品質の高さは周知のことだが、もし彼女がレ・ザムルーズ(彼女曰く「私の夢」)やミュジニーの区画を所有していたら、これらのワインはもっと注目を集めていたと思わずにはいられない。もしワインアドヴォケイトの読者でバルトのワインを入手できる機会があればためらわずに購入すべきだ」(2023年2月1日号)
フランス各地の3ツ星レストランでオンリストされているシャンボール屈指のドメーヌ、ジスレイヌ・バルト。シャンボール・ミュジニーのエレガントで深遠な果実味を堪能できる珠玉1本。
2018年からクロ・デ・ランブレイ、ヴォギュエ、ヴュー・シャトー・セルタンで研鑽を積んだ一人息子のクレモンがドメーヌに参画している。
【シャンボール・ミュジニー】
13カ所の畑のブドウを使って造られる村名ワイン。平均樹齢50年の古樹。13カ所のうち3つの畑はプルミエ・クリュのレ・ノワロ、レ・サンティエ、レ・ヴェロワイユのブドウがデクラッセして使われている。新樽率25%で熟成。シャンボール村の全容を網羅し、品質はプルミエ・クリュに匹敵する贅沢な1本。
ワインアドヴォケイト評を抜粋すると以下の通り。
「グラスから甘い赤いベリー、ザクロ、オレンジの皮、シャクヤクの香りが漂う。2021年はミディアムからフルボディで、豊潤で肉厚、ジューシーな酸味、極めて洗練されたタンニン、塩気のあるアフターが特徴的」
★ワインアドヴォケイト 90点
飲み頃:2025~2040年
Wafting from the glass with aromas of sweet red berries, pomegranate, orange zest and peonies, Barthod's 2021 Chambolle-Musigny Village is medium to full-bodied, ample and fleshy, with succulent acids, ultra-refined tannins and a saline finish. (Wine Advocate Published: Jan 19, 2024)



