【フィリップ・パカレ】
日本でビオワインの造り手として最も有名で人気のあるフィリップ・パカレ。1991年「プリューレ・ロック」の醸造責任者に就任後、2000年、パカレは自らのドメーヌを設立するために「プリューレ・ロック」を退社。その時、ロマネ・コンティから醸造長のオファーを受けるも、辞退。そして数年後、待望の初ヴィンテージ2001年でセンセーショナルなデビューを飾る。発酵時に酸化硫黄無添加、酵母はすべて天然酵母を使用し、酵母を殺してしまうとされる化学肥料、農薬や除草剤は全く使用しない。出来上がるワインはピュアな果実味溢れる至極の一献となる。
【フィリップ・パカレの2022年のヴィンテージ】
気候条件の観点だけからいうと、2022年は著しく早熟で2007年、2011年、2018年に匹敵するものだった。しかしその一方で、ワインとしての性質は天候に恵まれ、醸造家の手がいらないほど素晴らしいヴィンテージとなった2019年と一致する。収穫量に関しても、2022年はかなり満足のいく結果だった。2021年に霜害や雹害でブドウは大きなダメージを受けたが、回復を遂げています。最大収量が達成されていないとしても、2017年と2018年に近い、通常の生産量だった。
2022年のピノ・ノワールはしっかりと種子まで熟しており、非常に良い状態で収穫を迎えることができた。潜在アルコールはおよそ13%となった。魅力的なルビー色、上質なアロマ、肉付きがよく骨格のしっかりした仕上がりで、このヴィンテージを特徴づけている。
【ヴォーヌ・ロマネ】
2022年からこのキュヴェで使われるブドウが少し変わった。今まではニュイ・サン・ジョルジュ寄りの畑「オウ・デシュ・ド・ラ・ヴィリエール」のみだったが、2022年からリシュブールとクロ・パラントゥーの上面に位置する畑「レ・バロー」(アンリ・ジャイエのヴォーヌ・ロマネに使われていた畑として知られる。また単一畑のキュヴェとしてはアンヌ・グロが有名)。そしてプルミエ・クリュのオー・ブリュレが加わった。3つの畑が贅沢にブレンドされている。平均樹齢は60年以上の古樹で収量は少なく32hl/ha。ワインは非常に果実味豊かでリッチな仕上がりとなっている。まさにお値打ちの1本。




