【フィリップ・パカレ】
日本でビオワインの造り手として最も有名で人気のあるフィリップ・パカレ。1991年「プリューレ・ロック」の醸造責任者に就任後、2000年、パカレは自らのドメーヌを設立するために「プリューレ・ロック」を退社。その時、ロマネ・コンティから醸造長のオファーを受けるも、辞退。そして数年後、待望の初ヴィンテージ2001年でセンセーショナルなデビューを飾る。発酵時に酸化硫黄無添加、酵母はすべて天然酵母を使用し、酵母を殺してしまうとされる化学肥料、農薬や除草剤は全く使用しない。出来上がるワインはピュアな果実味溢れる至極の一献となる。
【2009年ヴィンテージ】
ブルゴーニュのビッグ・ヴィンテージとなった2009年。パカレにとっては歴史的ヴィンテージとなった。ブドウの選果には厳しいことで知られるフィリップ・パカレが2009年をこうコメントした。
「2009年の収穫は夢のようだった!葡萄が健全でほとんど選果する必要がなかったんだ」と。
まさにパカレ自身が「完璧」と自負するほどの収穫。プリューレ・ロック時代を含めて、彼がワイン造りを初めてからこれほど素晴らしいヴィンテージはなかったと断言するほど。パカレ渾身の仕上がりとなった。
【ボーヌ・レ・ペリエール】
2007年ヴィンテージからリリースされたキュヴェ。ペリエールの畑はボーヌの一番北側に位置する。ボーヌの1級畑の中では濃密で厚みのあるワインとして定評がある。赤/1級畑