1860年代にジュヴレ・シャンベルタンに設立されたピエール・ブレ。自社畑のブドウと買い付けブドウでワインは造られる。特にジュヴレに所有するモノポール畑、クロ・ド・ラ・ジャスティスは村名ワインながら1級畑に匹敵する逸品として有名。伝統的な醸造法で除梗はせず、長めに浸漬させたあと比較的高温発酵させる。澱引きは必要に応じて行い、新樽率10~20%で24~30か月熟成させノンフィルターで瓶詰め。出来上がるワインは色素、エキス、タンニンがしっかりとした長熟な一献。8つのアペラシオンから毎年30~40種類のキュヴェがリリースされている。そしてこの造り手の特筆すべき点は価格が非常に良心的なこと。今回は飲み頃のバックヴィンテージ、良年1999年がお買い特価格で入荷。
【オークセイ・ジュレス】
やや地味な印象のあるオークセイ・ジュレスだが、コート・ド・ボーヌの中で掘り出し物が多いのはオークセイ・ジュレスではないか。ピエール・ブレほど有名ではない造り手の10年以上熟成した96年、97年、98年を近年試飲したことがあるが、想像以上にしっかりとして長熟であり、この村の持つポテンシャルは過小評価されていると感じたほど。1999年というヴィンテージと造り手を考えたらまさにお買い特の1本!赤/ACオークセイ・ジュレス