【シャソルネイ/フレデリック・コサール】
数多の自然派ワインの造り手の中でも圧倒的支持を得ているシャソルネイ。ドメーヌを主宰するのは63年生まれのフレデリック・コサール。ボーヌとサヴォワの醸造学校で学び、ニュイ・サン・ジョルジュのネゴシアンでブドウのアッサンブラージュ(ブレンド)を担当後、96年にドメーヌ・ド・シャソルネイを起こした。彼が最も感銘を受けたのはアンリ・フレデリック・ロックが運営するプリューレ・ロックだった。畑で化学薬品を使わず、馬で耕作し、極度に遅摘みする。醸造過程では二酸化硫黄を添加せず、100%新樽で熟成させ、ノンフィルターでビン詰めするなど、醸造のアドバイスをロックから受ける一方で、自然派の祖ジュール・ショヴェの書物から学んだことも多い。そして試行錯誤を繰り返し自らのワインスタイルを確立していった。2005年、新たにワイン醸造所を建設し、翌2006年にはネゴシアン・フレデリック・コサールもスタートさせた。
【ポマール】
このポマールは買いブドウで造られるネゴシアンワイン。使われているブドウはレ・ヴォーミュリアンの区画。畑の面積は0.25haで樹齢50~60年の古樹を使用。熟成は古樽で13ヶ月、ステンレスタンクで2カ月熟成。レ・ヴォーミュリアンの区画は標高が高く、非常に繊細でエレガントな味わいに仕上がる。2009年ヴィンテージは「今まで手がけた中で最も素晴らしいヴィンテージ!」とフレデリック・コサール自ら自負するほど。今後20年以上の熟成が期待できると語る自信作。