【ピエール・アミオ】
ピエール・アミオはモレ・サン・ドニの地に5代続く名家。1992年から5人兄弟の長男、ジャン・ルイ・アミオと5男のディディエ・アミオでドメーヌを運営している。主にジャン・ルイが醸造面を、ディディエが栽培面を担当。ちなみに次男であるクリスチャン・アミオはシャンボールにあるアミオ・セルヴィルを運営している。ジャン・ルイ・アミオは90年代にモレ・サン・ドニの栽培組合長を務めた人物。35の生産者を統率してモレ・サン・ドニのワインを見守り続けてきた男。
2002年からDRC、デュジャックでコンサルタントを務めるピエール・ミレマンをコンサルタントとして起用。現在ブドウ栽培はリュット・レゾネを採用し、除草剤は一切使用しない。1haあたり1万株という高密度の植樹で、1haあたり42~48hlという低収量。厳しい選果の後、基本的に100%除梗するが、ヴィンテージによっては20%程度を全房醗酵させることもあるという。天然酵母で発酵。無清澄、無濾過で瓶詰めされる。仕上がるワインは美しいミネラルに裏打ちされたピュアな一献。水彩画の様な美しい果実味に魅了される美酒。
【クロ・ド・ラ・ロッシュ】
ドメーヌのフラッグシップ。ブドウの平均樹齢は約45年の古樹。新樽率50%で18カ月熟成。ヴィンテージは良年2010年。深遠な果実の旨みが堪能できる逸品。10年以上の熟成が約束されているお値打ちの1本。