【バロン・ドーヴェルニュ】
新世代のシャンパーニュの造り手として注目を集めるヴァンサン・ドーヴェルニュ。彼が考える本物のシャンパーニュとは「単一区画からの単一品種によって、鮮やかな個性を示すこと」。まさしくブルゴーニュのドメーヌに通ずる、レコルタン・マニプランならではの醍醐味。
幸い、彼が1999年に継承した7haの畑はすべてグランクリュ・ブジー。このうち最優良区画のピノ・ノワール100%で造る入魂の作品が、「フィーヌ・フルール・ド・ブジー」(「ブジーの可憐な花」)。ボトルに象徴的にあしらわれた白い花は、「シャンパーニュ地方の花」であるマーガレット。
「私たちのシャンパンは、いつも贔屓にしてくれるヨーロッパのシャンパン愛好家からのリピート注文だけでほとんど完売します。ワインガイドなどに出展したりして新しい顧客を増やそうとするよりも、今のお客さんを満足し続けられるような堅実な仕事をしたい」と語るヴァンサン・ドーヴェルニュ。
「趣味は何ですか」という質問に「仕事です」と即答する、地にしっかりと足をつけた若き職人の姿があった。
尚、2013年に相続の関係でネゴシアン・マニプランに登録変更を行ったのに合わせて、メゾン名を「ユベール・ドーヴェルニュ」から「バロン・ドーヴェルニュ」に改めたが、この商品は引き続き自社畑のぶどうのみから造られている。
【キュヴェ・エレガンス・ロゼ・グラン・クリュ】
ブジー・グラン・クリュのピノ・ノワール80%、シャルドネ20%のベースワインに自家製のブジー・ルージュ(ピノ・ノワール100%)をブレンドしたアサンブラージュ・ロゼ。平均樹齢35~40年。ドザージュ8g/l。今回入荷のロットは2021年11月デゴルジュマン。キュヴェ名通りエレガンスなロゼ。ロゼ/特級畑/ネゴシアン・マニプラン