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ブラン・ド・ノワール・プルミエ・クリュ・ビスイユ・ミレジメ2013(A.R.ルノーブル)

【A.R.ルノーブル】
1度も大手資本が入ったことがない家族経営の小規模メゾン、A.R.ノーブル。創業は1915年。第一次大戦時、激戦地だったアルザスから追われシャンパーニュに移住したアルマン・ラファエル・グラッセ家がシャンパーニュを造り始めたのを起源とする。当時のシャンパーニュはドイツからの移民が多く、政治的にフランス人には厳しい環境だった。そのため、フランス名を名乗ることはできず、人名ではなく、高貴という意のフランス語「ルノーブル」と名乗った。初代当主はアルマン・ラファエルなので略したA.Rを付けて「A.R.ルノーブル」となった。現在は1993年から当主となった3代目のアンヌ&アントワンヌ兄弟がメゾンを仕切っている。
 
従業員は10人程度。醸造責任者は置かず、栽培・醸造はアントワンヌが担当。シャンパーニュの個性は「豊かさ」と「上品さ」のバランスだとアントワンヌは考えている。シャンパーニュの最低熟成期間は15カ月だが、彼等はスタンダード・キュヴェでも最低36カ月以上熟成させる。畑は自然環境を積極的に保護し、2012年にはシャンパーニュで2番目に「HVE(フランスの環境価値重視認定)」を取得した。
 
畑は本拠地のダムリーに2.5ha(ピノ・ムニエに最適な粘土石灰土壌)、プルミエ・クリュ・ビスイユに10ha(純度の高いチョーク質の畑)、そしてメゾンの最も重要な畑、グラン・クリュのシュイィに10haを所有。シュイィの表土は30センチのみで厚いチョーク層が続き、コート・デ・ブランで最も偉大なシャルドネを生む言われている。2002年よりビオロジック栽培に移行し、除草剤、防カビ剤、防虫剤は一切不使用。銅と硫黄もできるだけ使用しない。
 
痩せた土壌で下草も自由に伸ばしているので下草との共存で、年々収量は減っているが、ブドウの質は高まっている。ビオロジックに転換し区画毎の個性が鮮明になったという。区画毎に発酵させ、大樽、フードル樽、ステンレス、バリックを使い分けアッサンブラージュ。リザーブワインは大樽で90年代前半からソレラシステムで保存。長い熟成期間とリザーブワインにより複雑で高貴なシャンパーニュとして定評がある。

【ブラン・ド・ノワール・プルミエ・クリュ・ビスイユ・ミレジメ2013】
ルノーブルが考えるピノ・ノワール最高の区画がプルミエ・クリュのビスイユ村。そのビスイユのピノ・ノワール100%で造られるブラン・ド・ノワール。出来の良い年のみにミレジメとして限定生産されているキュヴェ。通常このブドウはブリュット・アンタンス(メゾンの看板キュヴェ)に混ぜられている。
 
発酵はステンレスタンクで行われ、古バリックと大樽(35%)、残りはステンレスタンクで熟成され2014年9月1日にビン詰めされた。2013年は良年のため90カ月以上の瓶内2次発酵が行われた。2013年はピノ・ノワールのピュアなパワーとエレガンスを内包した1本となった。フルボディで非常に洗練されたフィネスを持っている美酒。ドサージュ2gのエクストラ・ブリュット。

【試飲】
グラスに注ぐと奇麗な泡立ちで、柑橘系果実、アプリコット、ミネラル、白い花、ハーブの香りが立ち上がる。ブラン・ド・ノワールならではの凝縮感ある果実味が口中に広がる。だがその味わいは非常にエレガントでアフターは非常に長い。このメゾンの真髄とも言うべき優美な旨味を満喫できるブラン・ド・ノワール。名前だけのグランクリュを軽く凌駕する1本。(2024年11月中旬試飲)
 

  • ブラン・ド・ノワール・プルミエ・クリュ・ビスイユ・ミレジメ2013(A.R.ルノーブル)

  • 販売価格

    11,000円(税込)

  • メーカー希望小売価格

    14,080円(税込)

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