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レ・ラシャ・ブリュット・ナチュレ2015(フランシス・ブラール)

【フランシス・ブラール】
日本では知る人ぞ知るシャンパーニュの名手、フランシス・ブラール。メゾン設立は2009年と日が浅いが、自国フランスはもとより世界的に注目を集める人気急上昇中のメゾン。
2009年、名門メゾン、レイモン・ブラールは長男フランシス、長女エレーヌ、次男ドミニクに3分割された。フランシス・ブラールは長男フランシスが設立したメゾン。シャンパーニュで最も北に位置する、ランス北西の飛び地サン・ティエリー地区のコロワ・レ・エルモンヴィル村に居を構える。メゾン分割の最大の原因は、ビオディナミ導入に関しての考え方の違いだったという。分割後は自らのメゾンで積極的にビオディナミを導入し、現在、娘のデルフィーヌとシャパーニュを造っている。
 
「正直に言うと以前の私のシャンパーニュは、やや重過ぎたと思う。ビオディナミを導入した事で、より明確なミネラルを手に入れる事が出来、ワインに長い余韻と張りがうまれた」と語るフランシス。メゾンに近いサン・ティエリーの区画は完全にビオディナミに転換し、他の畑も馬による耕作なのでビオディナミに移行中である。
 
完熟を待って収穫されたブドウは全て区画ごと、品種ごとに分けて全て木樽で発酵・熟成させる。使用するのは205Lのシャンパーニュ樽、228Lのブルゴーニュ樽、20hlのフードルの大樽など容量の異なる5種類。どれも5~12年の古樽のみで新樽は使用しない。樽材の厚さによる使い分けを行う。ボルドー樽は樽材が薄く、酸化が早く進みシャルドネを熟成させると適度な酸化によって、よりミネラルが引きたつという。ブルゴーニュ樽は樽材に厚みあり、酸化がゆっくりで繊細の畑のピノ・ノワールに向いているという。手間はかかるが、ヴィンテージや区画ごとにブドウの質を見極め、毎年細かく樽を使い分ける。この深いこだわりにより、引き締まったボディに冷涼地がもたらす繊細なミネラルとブドウ本来が持つピュアな果実の旨みを満喫できる緻密なシャンパーニュに仕上がる。
 
*メゾンのスタイルは全て自社畑によるレコルタン・マニプラン(RM)だが、分割の際に父が造っていたシャンパーニュの在庫も相続したため、登記上はRMではなくネゴシアン・マニプラン(NM)になっている。
 
【レ・ラシャ・ブリュット・ナチュレ2015
メゾンを代表するトップキュヴェ。マサルセレクションによるブルゴーニュ産シャルドネ100%で造られるブラン・ド・ブラン。ランス北西部ティエリー地区の丘の頂上に位置するHurtebiseとLes Rachaisの区画で1967年に植樹され、平均樹齢55年の古樹。ブルゴーニュ樽にて発酵・熟成。このキュヴェはエクストラ・ブリュットで造られることもあるが、2015年はドサージュ無しのブリュット・ナチュレで仕上げた。果実の旨味が詰まったヴィンテージなのでドサージュは必要なかったのだろう。過去にワインアドヴォケイトでは「芳醇な香りでリッチ、しかしピュアでエレガント、そして複雑である。まさにこれこそ偉大なシャンパーニュ」と称賛されたほど。良年2015年。このロットは2023年1月24日にデゴルジュマンされた。

【試飲】
グラスから力強く美しい泡が立ちあがる。熟した柑橘系果実、ミネラル、フレッシュな酸、ハチミツ、金平糖の香りが漂う。ミディアムボディからフルボディでエレガントだが深みのある果実味が口中に広がる。芯のある酸味が支柱となり、立体的な旨味を演出している。アフターにはほのかな苦みを感じ、このワインを複雑にしている。いつも思うのだがフランシス・ブラールのシャンパーニュを飲んで旨いと思わない人いないのではないだろうか。それほどどのキュヴェも秀逸である。フラグシップのこのラシャなら言うことないだろう。若干まだ若さを感じるので、あと1~2年寝かせたらさらに良くなるだろう。半分の残して翌日飲んでも味わいは衰えず旨味が増していた。見事な1本。(2024年12月上旬試飲)
 

  • レ・ラシャ・ブリュット・ナチュレ2015(フランシス・ブラール)

  • 販売価格

    13,860円(税込)

  • 希望小売価格

    18,700円(税込)

  • 在庫

    7個

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