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バローロ・アレステ2018(ルチアーノ・サンドローネ)

ワイナリーの設立は1978年と比較的新しいが、イタリアワイン・ファンには説明不要のバローロを代表する名手、ルチアーノ・サンドローネ。看板ワインのバローロ・カンヌビ・ボスキス(2013年よりアレステに改名)は人気漫画【神の雫】の第六の使徒として登場し、話題になった。サンドローネのワインはエレガントで傑出したバランスを持った垂涎の美酒!
*2023年1月5日ルチアーノ・サンドローネは死去した。享年76歳。現在は弟のルカ、娘のバーバラを中心に孫のアレッシアとステファノがワイナリーを継承している。

【ルチアーノ・サンドローネ】
元々はマルケージ・ディ・バローロなどに勤めていたルチアーノ・サンドローネだが、カンヌビ・ボスキスの畑を購入するチャンスが突然訪れ、1978年に自らのワイナリーを設立した。80年代中頃から専門誌などで高い評価を得るようになり、現在の評価は周知の通り。
サンドローネは畑仕事に力を注ぎ、農薬などの人為的な処理や作業は最小限に抑え、有機肥料による自然農法でブドウの力を最大限に引き出す栽培を心掛けている。造り出される全てのワインは固有の土壌、ミクロクリマ、酵母を持つ個々のテロワール(区画)を見事に表現していると評されている。造られているワインは単一畑のバローロ・カンヌビ・ボスキス、4カ所の畑のブレンドで造るバローロ・レ・ヴィーニェ。そしてロエロ地区の樹齢の高いネッビオーロから造られるネッビオーロ・ダルバ・ヴァルマジオーレ。さらにバルベーラやドルチェットなどどれも傑出したワインを生んでいる。

【2018年ヴインテージ】
暑く乾燥した2017年の後、2018年は冬の雪と春の雨で始まり、乾燥した地面を補充した。長雨でブドウはやや遅れて芽が出て、開花は通常通りだった。7月中旬から気温が上昇し、ブドウはゆっくり成熟していった。ネッビオーロは通常の収穫期である10月初旬に収穫が始まりすべての収穫が終わるまで約3週間かかった。結論から言うと、伝統的な(ネッビオーロ)のヴィンテージであり、畑の管理に細心の注意をはらった結果だった。最終的には、当初の予想を上回る結果となった。
 
【バローロ・アレステ】
カンヌビ・ボスキスが2013年ヴィンテージからルチアーノの二人の孫(AlessiaとStefano)の頭3文字をとってAleste(アレステ)に変更になった。造りは今までと全く変わらない。

カンヌビ・ボスキスの単一畑で造られるワイナリーの看板ワイン。日本では2001年ヴィンテージが人気漫画【神の雫】で第6の使徒として登場し、ワインファン以外にも知られる存在に。初ヴィンテージは1985年。現在では単一畑のバローロは珍しくないが、その先がけとも言えるのがこのワイン。バローロにクリュという概念をもたらした一本。ルチアーノ・サンドローネがバローロの革新者と評される所以でもある。

ステンレス・タンクで発酵、500リットルのフレンチオークでマロラクティック発酵&24ヶ月熟成。新樽率20%。18カ月以上の瓶熟を経てリリース。2018年の収穫は10月10日~18日に行われた。グラスからはレッドチェリー、ラズベリーといったこの畑の特徴的な香りが漂ってくる。レ・ヴィーニェよりも凝縮感があり、しっかりとした成熟したタンニンと果実味を堪能できる。
 
飲み頃:2025~2040年(ルチアーノ・サンドローネ)
 
★ワインアドヴォケイト 96点
飲み頃:2024~2050年
Made with fruit from Cannubi Boschis, the Luciano Sandrone 2018 Barolo Aleste is plump and ripe, but this wine also shows a more delicate character that is its ace card. The aromas are filigreed and fine with dark fruit, spice and licorice. The effect is integrated, and the wine shows a lovely, softer personality to balance out this mildly concentrated expression. (Wine Advocate Issue 24th Jun 2022)
 
ワインスペクテーター 94点
飲み頃:2025~2043年
An open-knit Barolo highlighted by plum, cherry, leather and tar flavors. Supple in texture before firming up, with dusty, refined tannins lingering on the finish. This should evolve nicely with some bottle age. Best from 2025 through 2043. (Wine Spectator Issue Apr 30,2023)
 
ヴィノス 94点
飲み頃:2028~2043年
The 2018 Barolo Aleste is gorgeous, but also very quite today. There's terrific purity to the dark red/purplish fruit and a good bit of volume too, but readers will have to be patient. Bright acids and firm tannins lend energy. I admire the presence and texture here. The Aleste, from Cannubi Boschis, benefits from a site that can handle moisture. This is nicely done.(Antonio Galloni on November 2021)

 

  • バローロ・アレステ2018(ルチアーノ・サンドローネ)

  • 販売価格

    19,000円(税込)

  • 希望小売価格

    24,200円(税込)

  • 在庫

    18個

  • 購入数

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    ▲Wine Advocate 近年では2016年に次ぐ高評価となった。


     

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