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バローロ2018(オッデーロ)

【オッデーロ】
現存するバローロ、バルバレスコの造り手の中で最も古い歴史を持つと言われるオッデーロ。 今も1700年代に建てられた当時のワイナリーで醸造している。初めてボトリングしたのは1878 年だという。
 
オッデーロはランゲでも指折りの大地主で総面積35haを所有。しかも所有する畑は「ブルナーテ」「ヴィーニャ・リオンダ」「ブッシア」「ヴィレッロ」と各地域の最良の畑ばかり。他の造り手では考えられない豪華さを誇る。
 
90歳を越えた先代から1997 年に栽培・醸造を受継いだ娘のマリアクリスティーナとマリアヴィットリア姉妹が全ての畑を有機栽培に切り替えた。畑ではコンポストと硫黄、極少量の銅のみが使われる。除草剤、防虫剤は一切使用しない。害虫にはホルモン剤を使用。ホルモンを麻痺させることで交尾できなくなり、その結果、害虫の数が減っていくという。
 
一時期はバリックやステンレスタンクの発酵も試みたが、現在はセメントタンクでの発酵に戻した(キュヴェによってはステンレスタンク発酵もある)。自然酵母のみでゆっくり発酵し、温度管理はしない。マセラシオンはブドウの状態に合わせて20~30日。古いスラヴォニアの大樽を主体に、フォラドリやロアーニャも愛用するオーストリア産ストッキンガー社の樽、ロマネ・コンティ、フィリップ・パカレも愛用している仏産グルニエの樽などをうまく組み合わせ熟成している。
 
オッデーロ姉妹になってから特に近年の評価はうなぎのぼり。記憶に新しいところではワインアドヴォケイト(2023年8月25日号)でバローロ・リゼルヴァ・ヴィーニヤ・リオンダ2016が初の100点を獲得した。出来上がるワインは透き通った色調で、伝統的な味わいを大切にしながら、洗練され、エレガントで深みのある果実味を満喫できる一献となっている。
 
【バローロ】
単一畑で造るというクリュの概念がない頃から造られていたキュヴェ。色々な畑をブレンドして造られるクラシックなバローロ。決してセカンドワインではない。畑はカパロット、ブッシア、ヴィレッロ、サンタ・マリア・ブリッコ・キエーザ(ラ・モッラ)とブリッコ・フィアスコ(カスティリオーネ)のブドウを使用。畑毎に分けて20日間マセラシオン後、発酵。29度以上にならないように温度を見守り、スラヴォニア産の大樽とオーストリア産の大樽で30カ月熟成。春にブレンドし、夏の終わりに瓶詰め後6カ月以上瓶熟しリリースされる。平均樹齢60年の古樹。
 
今回の2018年は特別な年となった。2018年は雨や雹により一部の畑は収量が激減した。そのためいくつかの銘醸畑の単一のキュヴェ、ヴィレッロやロッケ・ディ・カスティリオーネは造られず、ブドウはこのバローロに使われるという非常に贅沢な造りとなった。
ワインアドヴォケイト評を要約すると以下の通り。
「2018年のバローロは、優雅さ、バランス、そして口中でワインをすっきりとさせる直線的な個性を誇示する美しいワイン。ミディアムボディでアフターが長く、洗練されている。今すぐ飲んでも楽しめるが、少し寝かせてもいいだろう」
 
★ワインアドヴォケイト 93点
飲み頃:2024~2038年
The 2018 Barolo is a pretty wine that flaunts elegance, balance and a linear personality that drives the wine clean over the palate. Oak renderings of cedarwood and spice are woven together with wild cherry, cassis and crushed stone. This mid-weight wine is long and polished on the finish. There is an immediate quality to this bottle that means you could drink it in the medium term if desired.(Wine Advocate Published: Aug 12,2022)
 

  • バローロ2018(オッデーロ)

  • 販売価格

    6,270円(税込)

  • 希望小売価格

    8,800円(税込)

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    6個

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