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ランゲ・ネッビオーロ2021(オッデーロ)

【オッデーロ】
現存するバローロ、バルバレスコの造り手の中で最も古い歴史を持つと言われるオッデーロ。 今も1700年代に建てられた当時のワイナリーで醸造している。初めてボトリングしたのは1878 年だという。
 
オッデーロはランゲでも指折りの大地主で総面積35haを所有。しかも所有する畑は「ブルナーテ」「ヴィーニャ・リオンダ」「ブッシア」「ヴィレッロ」と各地域の最良の畑ばかり。他の造り手では考えられない豪華さを誇る。
 
90歳を越えた先代から1997 年に栽培・醸造を受継いだ娘のマリアクリスティーナとマリアヴィットリア姉妹が全ての畑を有機栽培に切り替えた。畑ではコンポストと硫黄、極少量の銅のみが使われる。除草剤、防虫剤は一切使用しない。害虫にはホルモン剤を使用。ホルモンを麻痺させることで交尾できなくなり、その結果、害虫の数が減っていくという。
 
一時期はバリックやステンレスタンクの発酵も試みたが、現在はセメントタンクでの発酵に戻した(キュヴェによってはステンレスタンク発酵もある)。自然酵母のみでゆっくり発酵し、温度管理はしない。マセラシオンはブドウの状態に合わせて20~30日。古いスラヴォニアの大樽を主体に、フォラドリやロアーニャも愛用するオーストリア産ストッキンガー社の樽、ロマネ・コンティ、フィリップ・パカレも愛用している仏産グルニエの樽などをうまく組み合わせ熟成している。
 
オッデーロ姉妹になってから特に近年の評価はうなぎのぼり。記憶に新しいところではワインアドヴォケイト(2023年8月25日号)でバローロ・リゼルヴァ・ヴィーニヤ・リオンダ2016が初の100点を獲得した。出来上がるワインは透き通った色調で、伝統的な味わいを大切にしながら、洗練され、エレガントで深みのある果実味を満喫できる一献となっている。
 
【ランゲ・ネッビオーロ】
ラ・モッラのサンタ・マリアとブリッコ・サン・ビアージョの2つの畑のネッビオーロを使用。サンタ・マリアの畑は砂質が多く、繊細で芳香豊かなブドウが育つ。比較的早めに開いてくれるのでランゲ・ネッビオーロに最適。ブリッコ・サン・ビアージョの畑はなだらかな斜面で優しい余韻が得られるブドウが育つ人気の畑。平均樹齢15年。発酵はステンレスタンク。バローロよりマセラシオンを短く15日程度に抑えている。様々な容量の樽に入れ12カ月以上熟成。ビン詰め後6カ月以上経ってからリリースする。スミレと赤い果実の香りが印象的で、優しい果実味とシルキーなタンニンがバランスよく口中で広がるランゲらしいスタイル。ネッビオーロのエレガントさが染みてくる1本。
 

  • ランゲ・ネッビオーロ2021(オッデーロ)

  • 販売価格

    3,480円(税込)

  • 希望小売価格

    4,950円(税込)

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    9個

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