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ランゲ・ロッソ・ヴィッラ2021(エリオ・アルターレ)

現代派バローロの歴史を語る時、欠かすことの出来ない人物がエリオ・アルターレ。伝統的なバローロの醸造法にバリックを導入し、バローロに革命をもたらしたと言っても過言ではないだろう。まさにバローロ・ボーイズの教祖的存在。

【エリオ・アルターレ】

17歳から父のワイン造りを手伝い始めたエリオ・アルターレ。しかし70年代に入って、バローロのワインは全く売れない危機的状況になっていた。そこで彼は、同じ家族経営の小さな生産者なのにバローロより何倍も高値で取引されているブルゴーニュワインに注目した。1976年、エリオ・アルターレはブルゴーニュに向かった。
そこで彼が見たものはバリック(小樽)を使った醸造法だった。当時のバローロは伝統的な大樽での醸造が一般的で、長熟であるがタンニンが強く、飲み頃になるまでに時間がかかった。バリックを使うことによって、タンニンが強すぎず、まろやかにさせることが出来る。さらに低収量によってブドウの質をアップすること、果皮のマセラシオンを短くすることで、長熟でありながら、早い時期からも楽しめるエレガントでモダンな現代派バローロへと変身させた。

ただそこに至るまでの過程は、一筋縄ではいかなかった。伝統的な醸造法にこだわる父親と衝突し、エリオは一切畑を相続させてもらえなかった。現在の畑は相続した姉妹から後に買い取ったものだという。そんな様々な試練を経て造り上げられた彼のワインは早くから楽しめて、比類ない質の高さと深み、そして美しさを持っている。エレガントで完璧なまでのバランスを備えた美酒は、ブルゴーニュの偉大なグランクリュを想起させる。まさにフィネス溢れる一献。

【ランゲ・ロッソ・ラ・ヴィッラ】
現在ランゲ・ロッソはネッビオーロ以外にバルベーラ、シラー、ピノ・ノワール、メルロー、ドルチェット、カベルネなどの使用が許可されている。エリオ・アルターレは3種類のランゲ・ロッソを造っているが、全て新樽100%で熟成され、ブドウは全てラ・モッラ村のアルボリーナの畑である。このヴィッラはバルベーラとネッビオーロをブレンドして造られるワイン。

1989年が初ヴィンテージとなるヴィッラ。2000年まではモンテフォルテ村のラ・ヴィッラの畑で栽培していたネッビオーロ100%で造られていた。その名残でキュヴェ名は「ラ・ヴィッラ」となっている。しかし現在ではアルボリーナのネッビオーロ40%とラリジのバルベーラ60%をブレンドして造られる。新樽率100%のバリックで18カ月熟成させる。バルベーラとネッビオーロのブレンドは伝統的に行われてきた手法だという。バルベーラの果実味と酸、ネッビオーロの深みが合わさることで、奥行き深い味わいで飲みやすくなる。エリオにとってランゲ・ロッソはバルベーラとネッビオーロの新しい表現の仕方。このヴィッラもまさにその一つ。エリオ・アルターレならではのゴージャスな逸品。
 
傑作となった2021年のヴィノス評は以下の通り。
「ラ・ヴィラはバルベーラとネッビオーロのブレンド。同種のワインの中でも、今もなお魅力を放つ数少ないワインの一つだ。むしろ、ラリジとジャルボリーナという2つの単体品種のキュヴェよりも、プレンドの方がより魅力的と言える。しなやかで生き生きとした、溢れんばかりのエネルギーに満ちたラ・ヴィラは2021年も輝きを放っている」
 
★ヴィノス 96点
飲み頃:2025~2041年
The 2021 La Villa is Altare's Barbera/Nebbiolo blend. It is one of the very few wines in its peer group that remains compelling. If anything, the blend is more intriguing than the two individual components (Larigi and Giarborina). Supple and vibrant, with tons of energy, La Villa shines in 2021.(By Antonio Galloni on November 2023)
 

  • ランゲ・ロッソ・ヴィッラ2021(エリオ・アルターレ)

  • 販売価格

    16,170円(税込)

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