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ホーム・ヴィンヤード・ピノ・ノワール2014(プロフェッツ・ロック)

ニュージーランド南島、セントラル・オタゴの新進気鋭ワイナリー、プロフェッツ・ロック。現醸造長のポール・プジョルは「いずれは世界のワイン界をリードする醸造家の一人」と英国を代表するワイン評論家、ジャンシス・ロビンソン(マスター・オブ・ワイン)が太鼓判を押すほど。ワイナリーのコンサルタントにはジョルジュ・コント・ド・ヴォギュエ(以下ヴォギュエ)の醸造責任者フランソワ・ミエが参画している。フランソワ・ミエがブルゴーニュ以外でコンサルタントを務めるのは初めて。さらに特筆すべきは彼がブルゴーニュ以外で初めてワインを造り、プロフェッツ・ロックからリリースした。
 
【ポール・プジョル/フランソワ・ミエ】
醸造長のポール・プジョルはフランス人の父を持つニュージーランド人。彼は世界各地のワイナリーで修業した醸造家。ニュージーランドのセレシン・エステートを皮切りに、ロワールのアンリ・ブルジョワ、アルザスのクンツ・バで働いた。クンツ・バでは創業以来初の同族以外での醸造長を務めた。さらにオレゴンのレメルソン・ヴィヤードで2年間働いた。2005年プロフェッツ・ロックの醸造長に就任。その傍ら、オレゴンのレックス・ヒルの醸造コンサルタントも担当する。ヴォギュエとの親交は2005年にセントラル・オタゴで開かれた「ピノ・ノワール・セレヴレーション」でヴォギュエの関係者がプロフェッツ・ロックを気に入り、ポール・プジョルに声をかけたのがきっかけだった。ポールは親交を深め2009年にヴォギュエに研修に行く。その時2009年のシャンボール・ミュジニー・レ・ザムルーズは彼が仕込んだという。
 
 ヴォギュエでの研修を機にポールは年に1度ブルゴーニュへ出向き、情報交換を行いフランソワ・ミエとの交流を深めていく。実はフランソワ自身もニュージーランドに興味を持っていた。彼の息子がニュージーランド、センタル・オタゴのフェルトン・ロードで修行しているため何度もニュージーランドを訪れていたのだ。プロフッツ・ロックの畑を見たフランソワはテロワールの美しさに感激し、ドメーヌとしてではなくフランソワ個人としてコンサルタントとして参画。そしてフランソワはニュージーランドでワイン造りを決意する。2017年、ブルゴーニュ以外で初めてフランソワが手掛けたワイン「キュヴェ・オー・アンティポード2015」を発表し、世界中のワイン関係者から注目を集めた。
 
【プロフェッツ・ロック】
プロフェッツ・ロックは1999年ニュージーランド、セントラル・オタゴに設立されたワイナリー。ホーム・ヴィンヤードとロッキー・ポイント・ヴィンヤードという2つの畑を所有している。両方とも急峻な高地でそれぞれに特色がある。ホーム・ヴィンヤードは片岩、粘土、石灰岩などを含む稀有なミックス土壌でワインはフレッシュで凝縮された味わいに仕上がり、ピノ・ノワールには理想的な畑。ロッキー・ポイントは石ころが多い土壌で厳しい環境だが、深く芳醇なブドウができ、ピノ・グリ、リースリング、ピノ・ノワールを栽培している。ブドウ樹は凝縮感のある果実を得るために1本に12房程度に調整し収量を抑えている。
 
ピノ・グリとリースリングはゆっくりとやさしく全房プレスされ、長い時間をかけてと発酵を行い、約1年間澱と一緒に熟成したのちにボトリングされる。ピノ・ノワールは果実の凝縮感を出すため、色素抽出を最小限に抑え、天然酵母で発酵。ワインは発酵槽での自然発生でマロラクティック発酵を行う。フレンチオークで熟成をされノンフィルターでボトリングされる。ピノ・ノワールで造られる赤ワインはもちろんだが、ピノ・グリ、リースリングで造られる白ワインも傑出している。ピノ・グリは2018年のANA(全日空)のファーストクラスに採用された。ホーム・ヴィンヤード・ピノ・ノワールは2019年のJAL(日本航空)のファーストクラスに採用された。2年連続でANAとJALのファーストクラスに採用されたニュージーワインはプロフェッツ・ロックのみではないだろうか。ワインの品質の高さを証明しているかのようだ。
 
*フランソワ・ミエ:ブルゴーニュの名門、ドメーヌ・ジョルジュ・コント・ド・ヴォギュエの醸造責任者。1986年に就任し、当時低迷していたヴォギュエを復活させた。現在ミュジニー・ブランを復活させようとしている。ブルゴーニュを代表する名匠。
 
【ホーム・ヴィンヤード・ピノ・ノワール】
2019年JALのファーストクラスに採用されたワイン。2014年ヴィンテージは夏から秋は天候に恵まれ、ブドウの生育期間が長く凝縮感に富んだアロマティックな果実となった。4月中旬に手摘みで収穫され天然酵母で発酵。新樽率35%のフレンチオークで17カ月熟成。2015年11月11日にノンフィルターでビン詰め。コルクはブショネの恐れがないディアムコルクを使用。
 
ラズベリーやチェリーの豊かな香りを感じ、スパイシーなアロマも感じる。シルキーなタンニンと酸がバランスよく調和し、ピュアで豊潤な果実味が口中に広がる。しっかりとしたストラクチャーを持った背筋がピンとしている一献。心地よい長いアフターが印象的。JALに採用されたのもうなずける。
 
★ワインアドヴォケイト 92
飲み頃:20202030

I always find the Prophet's Rock Pinot Noirs to be a bit reticent on the nose, and the 2014 Home Vineyard Pinot Noir is no exception. Give it some time in the glass, decanter or (better yet) the cellar, and it will blossom. From the Bendigo subregion, this is a medium to full-bodied, black-fruited wine, loaded with cherry and plum, with subtleties waiting to emerge in time. Seventeen months in French oak (35%) new, has provided a fine, glossy veneer, but the fruit easily outshines the wood, lingering elegantly on the finish. (Wine Advocate #235 Mar 2018)
 
 

  • ホーム・ヴィンヤード・ピノ・ノワール2014(プロフェッツ・ロック)

  • 販売価格

    5,500円(税込)

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    ▲フランソワ・ミエ(左)とポール・プジョル(右)

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